屋根塗装工程
- 下準備
- 高圧洗浄
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屋根塗装の1番大事な工程・下地処理です。脆弱な塗膜、汚れを洗い流します。
当店では、洗浄圧力150kgf/cm2(約15MPA)で洗います。手を抜くと剥離の原因になります。
屋根の塗膜のはく離物件がよくありますので、徹底して洗浄します。
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- 新生瓦(カラーベスト・コロニアルなど)の塗装工程
- シーラー・プライマー塗装
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たっぷり塗ります。鋼板部は、2液型錆止塗装します。
傷みの激しい場合は、2回塗りを提案することがあります。
シーラー、プライマー塗装の必要のない上塗材が浸透、密着する塗料もございます。 - 縁切り用部材タスペーサー挿入
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タスペーサーを挿入します。当店は、クッション性の高いタスペーサー03ダブル工法をおすすめしています。
瓦の形状や勾配により、必要のない場合、施工不可の場合がございます。
縁切りとは? - 上塗り
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瓦の重ね部は、刷け塗りしながらローラーで塗装します。2回目塗装も隅々まできっちり塗装します。
鋼板部は、上塗りが水性塗料の場合、錆止め塗装後弱溶剤塗料で2回塗りします
遮熱、断熱を付加する塗料もございます。当店では、塗料本来重要な密着力、耐久性を考慮して提案いたしております。
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棟押えの鋼板部は2液錆止、又は、専用プライマー使用。
下地の木が痩せて、釘が出ている事があるので、ハンマーで叩いて、シーリング処理します。
継ぎ目にシーリング処理が必要な場合、増し打ちします。 -
- モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)の塗装工程
- 高圧洗浄
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モニエル瓦は、着色スラリー層という脆弱な層をできるだけ落とさなければ塗膜はく離の原因になります。
洗浄後、色粉があまり付かない事を確認します。 -
- 上塗り2回
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上塗り材での2回塗りという工程になります。1回目がシーラー(下塗り)の役目を果たしますので、希釈率を最大にして、たっぷり染み込ませるよう塗り、2回目できれいに仕上げます。
状態により、3回塗りの提案もします。カラーベスト、コロニアルなど新生瓦にも使用可能です。
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モニエル瓦の塗装は、専用プライマーや専用塗料を使用しなければ塗膜が、剥離します。
当店では大同塗料「ハイルーフマイルドシリコン」、オリエンタル塗料工業製「マイティーシリコン 2液型弱溶剤塗料」という塗料を使用しております。 -
- 縁切りとは
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縁切りとは新生瓦(カラーベスト、コロニアル)の上下重なり部の隙間が塗料により、塞がれるのを防ぐ作業になります。
この隙間がないと水が抜けず、雨漏りの原因になる可能性があります。 -
カッターなどでの縁切り
カッターなどによる縁切りの場合、塗装後2~3日以上乾燥させないと、塗料が芯まで乾燥せずに再密着の可能性があり、仕上った塗装に傷が付くこともあります。
- お薦めの縁切り:タスペーサー03ダブル工法
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当店、お薦めはタスペーサー03ダブル工法です。
1枚の瓦に左右1個ずつ差し込みます。
03はクッション性が優れ、隙間確保による、瓦の割れを防ぎます。 -