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屋根塗装・薄型スレート屋根(カラーベスト等)の工程・塗り方
住宅屋根に多い薄型スレート瓦の塗り替えの工程
(カラーベスト・コロニアル等)
住宅塗り替えの際に足場を組みます。足場と調査が出来なかった外壁箇所を点検しながら
屋根まで登り、回りを見渡すと手抜き、または知識不足など
による屋根塗装劣化が見られる場合が多々あります。
特に施主様、元請業者が確認しにくい屋根塗装は顕著に現れます。
また、屋根材の重なり部を塗料で埋めて(詰めて)しまうと雨漏りする可能性もあり
縁切りや縁切り部材挿入が必用になります。
屋根塗装劣化例


確か1~3年前に塗替えしていたよな?という住宅屋根の塗装が
色あせ、色むらが酷いことが良くあります。
写真では撮り方で綺麗に見せる事が可能ですし、下から見ると綺麗な場合や上塗1回でも綺麗におさまる
材料、場合もあり(1年程度で色あせする)
できるだけ自分の目で確認する。使用材料を調べるなどの
自己防衛が必要です。
塗装工程1 高圧洗浄(下地処理になります。)




屋根の高圧洗浄動画はこちらからどうぞ
洗浄が下地処理になりますので、高圧力でコケはもちろん、脆弱な旧塗膜まで撤去します。
100㎡程度の屋根でも約半日目安で時間がかかります。
また屋根の形状上、足場メッシュシートをゴミなどが抜けますので
近隣様に汚れ飛散を防止するのにブルーシートを足場に張ったり、車に専用のシートを掛けたりします。
*ちなみに動画などで上から洗浄するのでは?とのコメントがありますが
転倒や滑り、落下の危険が伴うので下から足場を足元の安全を確保しながら洗浄しますよ!!
最後に上からゴミを流します。。
塗装工程2 屋根塗装3回塗り~


鋼板部は先にケレン、さび止め塗装を行い、抜けている釘を打ち直し、(棟押え鋼板を留める下地が木の為、木のやせ等により抜けてきます。釘が効かない場合はビスに交換。)シーリングで抜け止め処理します。



基本はシーラー塗装1回、上塗2回になりますが、状態によりシーラー2回のメーカーもあります。
*当店は現状、下塗り兼用塗料を3回塗り(標準は2回)しております。オプションでクリヤー追加提案。
最近、動画でもありますがローラーのみで縦に塗ると塗料が詰まりやすくなりますので
塗料が瓦の重なり部に詰まり、塞がないように刷毛とローラー横塗りで塗ります。
*重なり部は刷毛を使い、ローラーは横塗りが良い塗装を心がけているか?の
目安になると思いますので写真等あれば確認してください。
縁切り部材タスペーサー挿入
クリックでセイムタスペーサーへ *当店はタス友(タスペーサー取扱店)登録してます。

1回目の塗装後に挿入して2,3回目の塗装で接着し挿入したままになります。
*洗浄後に屋根が乾燥しますとカラッカラになっていますが1回塗装しますとしっとりとして屋根材が補強されます。
塗装前にタスペーサーを入れると瓦が割れやすい為と想定しています。
突きつけ目地(縦目地)の15CM横位の箇所に差し込みます。
シングル工法とダブル工法とあり、当店ではダブル工法を 基本仕様としています。
雨漏りの仕組み・毛細管現象実験動画
*次回の塗替えを考慮しないのであれば、低価格品の02を使用しても良いかもしれませんが
最低でも2回は塗替えをしたいと思いますので
弾力性、耐久性等に優れる新製品のタスペーサー01のダブル工法を提案、施工しています。
塗料の選択
シリコン樹脂塗料で外壁10年、屋根7年の耐久性が基本になります。(フッソは+3年程度)
やはり屋根が条件が厳しく耐久性が短くなりますので、塗料の樹脂をフッソなどの強固な物に替える。
クリヤー保護塗装(当店はクリヤーお薦め)などを追加していただければ
外壁との耐久の差は無くなります。
通常塗装でも長持ちするように!が当店の思いですが手抜きも多いので注意してください。

最後に樋掃除(仕上前に行います)。
洗浄時に軒樋のゴミを流しますが、勾配などにより完全にごみは流れません。
無理して頑張っても足場や足場シート、塗装物にごみがこびりついたりして塗装に障害が起こる場合もあり、気持ちよく清掃します(^^♪
あとはアンテナ撤去やアンテナ支柱の塗装サービス(綺麗になった屋根に錆汁が付くので)など行います。
久しぶりに工程の資料を作成しましたが、屋根塗装といえどこんなにする事や注意点があり、
やはり経験と思いが必要ですね。
神戸、明石、三木での外壁、屋根塗装はタケムラ塗装にお任せください!!
本物の職人による高品質、高耐久の住宅塗り替えを提供します。
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