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外壁塗装・外壁の種類2 サイディング
外壁塗装・外壁の種類2 サイディング
当店は塗装なので様々な塗料を把握しています。ですが塗装する下地の種類、構造なども把握していないと適切な塗料の選択が出来ません。
大方には4種類ありまして簡単に紹介したいと思いますが、長くなるので分割して書いていきます。
第2弾です。
サイディング外壁


英和辞書でサイディング(Siding)を調べると羽目板(はめいた)・下見板(したみいた)とあります。 日本建築学会の出版物で羽目板・下見板を調べてみました。
伝統的な羽目板・下見板というのは木製です。縦羽目は外装だけでなく内壁や内装建具にも使われました。

(画像はお借りしました)
サイディングの種類は窯業サイディング、金属サイディング、樹脂サイディング、木製サイディングは主になります。現在、住宅の外壁の約60%以上を占めている外壁材です。
サイディングの種類
- 窯業サイディングとは・・セメント質と繊維質を原料として、窯を使用して高熱処理をしたサイディング 窯業サイディングがバリエーション豊富などから一番使われています。
- 金属サイディングとは・・アルミやガルバニウム鋼板の内側に断熱材をあわせたサイディング 金属サイディングは窯業サイディングより軽くて、断熱性もあり、施工もしやすいのですが、意匠的に窯業サイディングより劣る為に新築時の採用は少なくなってきてます。金属なので、海に近いところでは、塩害によるサビの発生もありますの塩害地域は定期的なメンテナンスが必要になります。
- 樹脂サイディングとは・・塩ビ樹脂で形成されたサイディング 樹脂サイディングはあまり日本では取り扱いも少なく高価ですが、断熱性も耐候性もすぐれたサイディングです。最近では、その断熱性からアルミサッシから樹脂サッシに変わりつつあります。
- 木製サイディングとは・・杉板やパイン材などの木製のサイディング 木製サイディングは実は昔から日本に定着しているもので大正時代からの建物にもよくつかわれていまいたが、時代の移り変わりと共に少なくなってきておりますが、メンテナンスサイクルは早いので3年~5年でしないといけません。
窯業サイディングの作り方はこちら
まとめ


サイディング工事のことを乾式工法と言います。
あらかじめ工場など製造され現場で、カットして貼っていきます。湿式工法のモルタルとくらべ工期の短縮や職人の技量は少なく安定した品質で施工できるメリットがあります。
窯業サイディングは外壁の合板などに透湿・防水シートの上に直接、窯業サイディングを貼る直貼工法と、通気胴縁を用いた通気工法があります。
2000年以前までは、直貼りが多くて、透湿・防水シートの不具合や施工品質の悪さもあり、雨漏りやサイディングの反りなどの不具合が多く発生していました。2000年以降は、通気工法が主流になり、水が壁内に入っても下に抜けるようになっており直貼工法の問題点は解消されました。
直貼工法で壁面に不具合が多い場合はサイディングの張替えが望ましいです。
施工例もありますので屋根は塗装などと複合での工事も可能です。
金属サイディングの場合は油性塗料の使用と下塗材を錆止め系、密着系にするのかがポイントになります。
木製サイディングの場合はキシラデコールやニューボンデンDXなどの浸透型の防虫、防腐塗装を出来れば3年~5年で行って下さい。
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