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外壁塗装・外壁の種類1 モルタル
外壁塗装・外壁の種類1 モルタル
当店は塗装店なので様々な塗料を当然、把握しています。ですが塗装する下地の種類、構造なども把握していないと適切な塗料の選択が出来ません。
大方には4種類ありまして簡単に紹介したいと思いますが、長くなるので分割して書いていきます。
モルタル外壁




セメントと砂とは重量比にして1:2 – 1:3の割合で混合されることが多い。ペースト状で施工性が良く、仕上材や目地材、躯体の調整などに多く用いられる。
コンクリートと違い、砂利(粗骨材)が入らない。コンクリートと比べ高価で、クリープ現象などの伸縮を起こしやすいため、構造材料として単独で用いられることは少ない。耐火性の物もある。
施工の手順として、構造材の上にラス板を固定し防水シートを張る。その上に金網をタッカーで固定し、そこにモルタルを塗っていく。モルタルは2層塗りが標準工法であり、クラック防止にネットを伏せ込むのが標準的工法である。また角についてもクラック防止に下地を練りこむ。モルタルが完全に乾燥したのちに、樹脂などによって塗装を行う。
2000年以前は、木造場合、柱、梁などに直接アスファルトフェルトを貼り、ラス網の上にモルタルをしごき塗り。最近では、合板などの上に透湿・防水シートを貼りに通気胴縁を用いた軽量モルタル仕上げが主流になってきてます。
- 利点
- 下地サイディングのように継ぎ目が浮き出ない。このため塗壁の正規の工法として確立している。
- ガルバリウムのように熱くならない
- コーキングによるジョイントがない
- 欠点
- 高コスト
- 施工期間が長い
- クラックが生じやすい
- 重い
- 熟練した職人が必要
まとめ
サイディング外壁が主となる前はほとんどの住宅がモルタルの外壁でした。新築時は安い塗料で塗装しておいてひび割れが出尽くしたであろう10年を目途にひび割れの処理をして跡が目立たないように厚塗り系で塗り替えを行うのが基本、定番でした。
ひび割れは起こるものとして、理にかなった工事方法だと思います。ひび割れの場所によって建物の揺れ方、弱い箇所も想定できます。
ですが今はひび割れを嫌う傾向です。
職人の技術によってひび割れの具合は違いますし、以前は誘発目地を等間隔に作りひび割れが出来るだけ目地に起こるように工夫されていましたが、近年は目地を嫌う傾向があり、どこにひび割れが起こるのか分かりませんので、下地全体にネットを被せこみモルタル左官して対応しています。
塗り替えを行う際には、どのような施工をしたのかは正確には分かりません。現地調査でひび割れの状態、下地の不陸(凹凸があること)等でモルタルの厚みが適正かなど判断、想定して塗装仕様を提案します。
標準の塗装仕様と状態の悪いの家の塗装仕様とは違って当然です。同じ建売住宅でも手掛けた大工さん、左官屋さんが変わればひび割れなどの状態が違う事もありますよ!!
神戸、明石、三木市での外壁、屋根塗装はタケムラ塗装にお任せください!!
職の達人を目指す、本物の職人による高品質、高耐久の住宅塗り替えを提供します。
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