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屋根塗装・縁切り部材タスペーサー

屋根塗装・縁切り部材 タスペーサー

薄型スレート屋根(カラーベスト、コロニアル等)の塗装工程の際についでには紹介していますが、縁切り部材タスペーサー(株式会社セイム)は 塗装、塗替えの際に非常に大事なる工程、部品になりますので詳しく紹介します。

薄型スレート屋根の構造と雨水

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野地板の上に防水シートのアスファルトのルーフィングを貼り、谷や唐草などの板金処理をして、下から屋根材を釘で留めていきます。そして棟押えの鋼板を取り付けて完了です。 丸い銀色の部分が釘頭です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA   縁切り状況の動画はこちらからどうぞ
1度、塗装された屋根に前日に雨が降りましたが表面全体は乾燥していました。試しに隙間に工具を入れて隙間を開けていきますと写真、動画のように溜まっていた雨水が流れ出てきます。
完全に塗装で屋根材の重なり部を塞いでしまうと縦の突き付け目地から侵入した雨水が排出されず、毛細管現象を発生させて上の屋根材部の位置にある留め釘から屋根裏に雨漏りしてしまう事があり、これが塗装をしたことによる雨漏りの原因となります。

なぜ縁切りは必要なのか

実はどの瓦系屋根材も新築時には、屋根材上下かさなり部に隙間があり、雨水の排出、屋根材裏面の通気がある程度できるようになっているので少々の雨水は入っても抜け出るか乾燥します。
雨漏りの仕組み・毛細管現象実験動画はこちら

縁切り方法1 皮スキやカッター等での縁切り

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皮スキやカッター等での縁切りでは、塗膜が剥がれてしまう不具合や、屋根材コグチ部を破損する場合があります。また、塗装完了後、翌日の縁切りでは、屋根材裏面に入り込んだ塗料が完全に乾いていない場合が多いため、再びかさなり部が密着してしまうことがあるので最低でも3日以上は乾燥させて行う事が絶対条件です。
*どちらにしても手間暇がかかるのと次の塗替えの時はタスペーサーは挿入されたままですので、そのまま塗装出来ることを考慮しますとやはりタスペーサーを使用することをお薦めします。

縁切り方法2 タスペーサー使用方法

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高圧洗浄後に良く乾燥させて、1回目の塗装を行ってから挿入します。2回目、3回目の塗装で接着して挿入したままになりますので隙間の大きい、反り返りがきつい場合は使用出来ません。
屋根瓦1枚の幅(約910mm)にたいして左右15cm位のところに2か所挿入するのがダブル工法。1か所挿入するのがシングル工法になります。当店は01のダブル工法を標準にしています。
タスペーサーはポリカーボネイト樹脂で出来ています。カーポートの屋根材に良く使用されている直射日光が当たっているのに10年経っても問題のない素材です。 注:3寸未満の緩やかな勾配の屋根・アスファルトシングル屋根には使用できません。

タスペーサーの種類

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タスペーサー01
2017年春発売した最新型。タスペーサー自体に水が上がりにくい形状を採用した事により、屋根材の雨水のキレも向上しました。また、新形状により本体のバネ性能が向上し、より良い通気性の確保が可能です。
さらに溶剤に強い素材にしました。耐溶剤性が向上した事が、実験により検証されています。
実際の作業を想定し、60㎏~80㎏の加重を掛けても破損しにくく、屋根材に優しくなりました。

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タスペーサー02
通常の屋根補修の場合、01タイプ、02タイプで対応可能です。
汎用性があり、コストパフォーマンスの面で優れています。
シーラー・プライマー等の下塗りを完全に乾燥させてから挿入してください。
強溶剤型の塗料は使用しないでください。通常の屋根塗装の際にお使いください。

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タスペーサー03は平成30年2月末日をもちまして、販売終了致しました。
01が発売されるまでは標準仕様としていました。

まとめ

ちなみにタスペーサーのの意味はご存じでしょうか? お客様にご指摘いただきましたのでセイムさんに聞いてみました📞

スペーサーではさすがに商標登録ができませんでした。
なので開発者名前の頭文字のタを付けてみましたとのことです!


面白いですね(^^♪

当店は15年以上前のタスペーサーも無く、縁切りもほぼ知られていない時、下請け時に雨漏りして何度も塗装をして重なり部の隙間が全く無くなった(5回位の塗装と+シーリングもしていた)現場をみています。洗浄時に変な音(塗装が浮いている音)がするので皮スキでケレンすると塗装が皮のようにべりべり捲れ、中は湿気で劣化して砂のようになっていました。もちろん塗装工事は中止して張替えになりました。

実はこの時から屋根の塗料カタログには小さく記載されていたようですが、全く聞いたことがありませんでした。
でこの経験から塗装方法は重なり部に塗料が詰まらないように刷毛塗りしてローラーの横塗りしていました。縁切りをする予算も情報もありませんでしたし、させてもらえません( ;∀;)
よその職人はローラーのみで塗装をしていますので、こいつら何をしているんだ?時間かけて、仕事が遅いと睨まれてました( ;∀;)
このローラーのみでの塗り方は今でも動画でよく流れています( ゚Д゚)

ネット塗装店なってすぐの自店施工の現場はカッターでの縁切りを経験し、その直後にタスペーサーを発見し、真っ先に使用しました。
最初は3現場の使用した写真を提示するとセイムさんのHPにタスペーサー取扱店に登録できるとのことでしたが、前ブログに記載すると2現場目でセイムさんから電話があり、 すぐにタスペーサー取扱店に登録していただきました(*^-^*)
セイムタスペーサー取扱店 タス友

このように屋根の縁切り、タスぺーサーにつきましては特に思いがあり、出来るだけタスペーサーを使用し、コストパフォーマンスの02より、よりクッション性が高く、より隙間の確保ができ、耐久性もある01を使用するようにしています。
01をダブル工法で標準使用しているほうが良い塗装を志していると思います!
あと重なり部は刷毛塗りしてローラー横塗りで塗料を詰めない事です(^^)/


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